サイコロを振り資源を得て、交易を終えたのち、「建設」を行うことができます。建設には、あらかじめ決められた組み合わせの資源カード(「建設コストカード」を参照)が必要です。使用した資源カードは、場にある各資源カードの山に戻します。建設や発展カードの購入はいくらでも行えますが、それは、交換に必要な各種資源が手元にあり、交換対象の建築物やカードの在庫がある場合に限られます。
→「開拓地」「都市」「街道」「発展カード」を参照
各プレイヤーには15本の街道、5つの開拓地と4つの都市が与えられます。都市を建設する場合、開拓地を手元に戻しますが、敷設した街道と建設した都市はゲーム終了まで盤上に残ります。「建設」を終えると、左隣りのプレイヤーに手番が移動します。
→新・変更ルール:「交渉&建設を分けないで行う」
「街道」で、開拓地や都市をつなげます。道(資源タイルの辺)の上に街道を敷設します。街道を敷設しなければ、新しい開拓地を建設することはできません。街道で勝利ポイントが得られるのは、特別カード「最長交易路(ロンゲスト・ロード)」を持っているときだけです。道には1本だけ街道を敷設でき、海岸沿いにも街道はつくれます。
赤のプレイヤーが、街道を敷設したい場合、矢印記号のある道に作ることができます。どの道も、赤のプレイヤーの街道もしくは開拓地とつながっています。
開拓地(家とも呼ばれます)は勝利ポイント1点の価値があります。開拓地は(3つの地形が接する)交差点に建設します。開拓地の所有者は、接するどの地形からも産出した資源を受け取ります。
開拓地を建設するには以下の2つの条件を満たす必要があります。
(1)すでに自分が敷設した街道1本以上と接続すること
(2)「間隔ルール」を守ること
青のプレイヤーが新しい開拓地を建設したい場合、交差点Bのどれかであれば可能です。交差点Aでは「間隔ルール」が守れないため、交差点Cでは青のプレイヤーの街道が伸びていないため、開拓地を建てることはできません。
手持ちの開拓地5つをすべて建設した場合、新たに開拓地を建てる前に、そのどれか1つを都市にアップグレードする必要があります。
アップグレードすると、手元に開拓地が戻るので、それで新たな開拓地を建てることができます。
何もないところに「都市(街とも呼ばれます)」の建設はできません。建設済みの開拓地からのみ、アップグレードができます。必要な資源を支払い、開拓地を手元に戻し、その交差点に都市を建設します。
都市は1つにつき勝利ポイント2点です。サイコロの目が出た地形と接している場合、開拓地の2倍の資源(資源カード2枚)を受け取ります。
都市を建設したことによって手元に戻ってきた開拓地は、再び利用することができます。次の手番以降で、さらに開拓地を建設できます。
青のプレイヤーがサイコロを振って8の目が出ました。青は鉄を3枚受け取ります。開拓地からの産出が1枚、都市からの産出が2枚です。赤のプレイヤーは、8の地形に接した都市があるので、木を2枚受け取ります。
開拓地を都市へアップグレードしないで、ゲームに勝利するのは非常に難しいです。手持ちの開拓地は5つしかないので、開拓地の建設だけでは勝利ポイント5点にしか達しないからです。